組織九鬼町は一番から四番までの自治会(組)に分かれている。 祭りに関しては、このうち一・二番組を遊谷配(ゆやばい)、三・四番組を里配(さとばい)と称し、両配から祭りを差配する 「村組」各一名と 「配役」各二名が選ばれる。 実際に祭りを行うのは大祷・三月祷・五月祷・霜月祷・小祷らであり、彼らは「祷」がつくことから「祷屋」と呼ばれる。 村組・配役は首にピンクのてぬぐい、祷屋は赤の手ぬぐいで区別される。かつてはそれぞれの月ごとに行事が行われたが、現在ではこれらの祷屋によって正月の行事だけが行われている。
祭りの役にはこのほか小学校高学年~中学生の男子二名が務める賀儀取と、子どもの務める矢取りなどがあり、両配の賀儀取が年ごとに交互に「前弓」「後弓」を務める。
【2011/01/22 2011年、2010年度の大祷を削除しました。】 【2011/01/25 矢取守についての記述を改めました。】
写真左より 配役、五月祷、賀儀取、矢取
2011年度の配役です。従来通りとなりました。
名称 | 役割 | 選出方法 | 人数 | 祭りの実行者 | 三月祷:さんがつとう | 賀儀取の世話人 | 両配から1名ずつ選出 | 2 | | 五月祷:ごがつとう | 賀儀取諸礼で口上を述べる | 両配から1名ずつ選出 | 2 | | 霜月祷:しもつきとう | 角力をとる、杯の注ぎ役等 | 両配から1名ずつ選出 | 2 | 祭りの差配役 | 村組:むらぐみ | 祭りの取り仕切り役 | 両配から1名ずつ選出 | 2 | | 配役:はいやく |
| 番組から1名ずつ選出 | 4 | 祭りの補佐役 | 小祷:ことう | 祭りの補佐役 | 両配から番組組長を1名ずつ | 2 | | 賀儀取:かぎとり | 鰤祭りで矢を射る(賀儀取諸礼) | | 2 | | 矢取:やとり | 賀儀取が放った矢を取りにいく | | 2 | | 矢取守:やとりもり | 矢取の後見人 | 1人の矢取に2人(下記参照) | 4*1 | | |
| 合計 | 22 |
*1 矢取守の人数は決まっていないが、町内を矢取を肩車して一周する役のため1人の矢取に2人付くことが多い。 多いときでは1人に矢取守4人ついたこともある。 ここでは実際の矢取守の人数ではなく、よくあるケースとしての人数を記載した。
以下は過去の配役です。赤字で記載されている役が現在はないものか、変更されているものです。
2010年度の配役 | 名称 | 役割 | 選出方法 | 人数 | 祭りの実行者 | 三月祷:さんがつとう | 賀儀取の世話人 | 両配から1名ずつ選出 | 2 | | 五月祷:ごがつとう | 賀儀取諸礼で口上を述べる | 両配から1名ずつ選出 | 2 | 祭りの差配役 | 村組:むらぐみ | 祭りの取り仕切り役 | 両配から1名ずつ選出 | 2 | | 配役:はいやく |
| 番組から1名ずつ選出 | 4 | 祭りの補佐役 | 小祷:ことう | 祭りの補佐役 | 両配から番組組長を1名ずつ | 2 | その他 | 賀儀取:かぎとり | 鰤祭りで弓を射る(賀儀取諸礼) | 九鬼共同組合 | 2 | | 天狗:てんぐ | 賀儀取が放った矢を取りにいく | | 2 | | |
| 合計 | 18 | | | | | |
2009年度の配役
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名称 |
役割 |
選出方法 |
人数 |
祭りの実行者 |
大祷(正月祷):おおとう |
正月の祭りの責任者・角力をとる |
両配から1名ずつ選出 |
2 |
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三月祷:さんがつとう |
賀儀取の世話人 |
両配から1名ずつ選出 |
2 |
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五月祷:ごがつとう |
賀儀取諸礼で口上を述べる |
両配から1名ずつ選出 |
2 |
|
霜月祷:しもつきとう |
角力をとる、杯の注ぎ役等 |
両配から1名ずつ選出 |
2 |
祭りの差配役 |
村組:むらぐみ |
祭りの取り仕切り役 |
両配から1名ずつ選出 |
2 |
|
配役:はいやく |
|
番組から1名ずつ選出 |
4 |
祭りの補佐役 |
小祷:ことう |
祭りの補佐役 |
両配から番組組長を1名ずつ |
2 |
| 賀儀取:かぎとり | 鰤祭りで矢を射る(賀儀取諸礼) | | 2 | | 矢取:やとり | 賀儀取が放った矢を取りにいく | | 2 | | 矢取守:やとりもり | 矢取の後見人 | | 4*1 |
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合計 |
24 |
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