神楽について

九鬼町の獅子舞は他の尾鷲市内地区と同様、江戸中期に伊勢大神楽系(阿倉川)の池田家の教えを受けたと言われている。
現在、九鬼神楽保存会が継承しており、会員は30人ほどである(2010年現在)。雄獅子、雌獅子がいる。


舞は、現在「弊入れの舞」「「神来舞(しぐるま)」が伝承されている。笛の曲目は「練りこみ」「宮上がり(みやがり)」「幣入れ」「呼び出し」「神来舞(しぐるま)」が伝わっており、譜面はなく、耳と手の動きだけで覚えていく。

神楽はひょうけんぎょう賀儀取神社へ上げる宵宮迎え・顔見せ諸礼に登場し、場の清め役となる。


神楽の道中に歌っているのは九鬼調にアレンジされた道中伊勢音頭である。
特筆すべきは童謡「しゃぼん玉」作詞家、野口雨情による九鬼小唄の一節が挟み込まれていることである。

伊勢音頭(九鬼調)道中節

サーヨー オイナイセー ササナー セノセー
お伊勢参りで 扇をひろて アヨイセ トコセ
中はナァーニ 中は鶴亀ヨーソレ アラ 五葉の松
 ホンマカヤー トコセーノ ヨーイヤナ  アア ヨイヨイ
お伊勢さんのような 新たな神が なぜにな なぜに本社が萱の屋根
 ホンマカヤー トコセーノ ヨーイヤナ アア ヨイヨイ
九鬼港は 八鬼山下の 忘れられよか 忘れられよか鰤どころ
(赤部分が野口雨情の九鬼小唄)

*伊勢音頭(九鬼調)の歌詞は九木神社平成22年度版パンフレットを参考に、口頭で伝わっている囃子を組み合わせた。




以前の歌はもっと長く、また九鬼節も歌っていたようだが、今歌われているのはこの部分だけである。







参考URL:asahi.com 12 漁村 学舎消えた
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